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関節リウマチの診断基準や指標のいろいろ
診断基準にもいろいろあります。 診断そのものではなく、治療の効果などをチェックする指標もあります。
■診断の基準
どんな基準も完全ではなく、数十%診断できるという性質のものなので、条件がそろわないからといって、絶対に関節リウマチではないとは言い切れません。
●ACR(旧 ARA)の関節リウマチの分類のための基準 1987年改訂版 ACR standard of classification in RA
| 7項目中,4項目以上を満たすとき,関節リウマチと診断される | 備考 | |
| 1 | 1時間以上持続する朝のこわばりが、6週間以上あること | |
| 2 | 3領域以上の関節の腫れが、6週間以上あること | 領域は、PIP関節・MP関節・手・肘・膝・足・MTP関節の14領域に分けられる |
| 3 | 手関節またはMP関節またはPIP関節の腫れが、6週間以上あること | |
| 4 | 対称性関節腫脹 | |
| 5 | リウマトイド結節 | |
| 6 | リウマトイド因子が陽性 | 正常人コントロールで5%以下の陽性率を示す測定法を用いること |
| 7 | X線、関節リウマチに特有の骨びらんが見られる | 手・指を中心に見る、びらん以上の破壊も含む |
●早期リウマチ診断基準 厚生省研究班 1993年
| 6項目中,4項目以上を満たすとき,関節リウマチと診断される | 備考 | |
| 1 | 15分以上持続する朝のこわばりが、1週間以上あること | |
| 2 | 3領域以上の関節の腫れが、1週間以上あること | 領域は、PIP関節・MP関節・手・肘・膝・足・MTP関節の14領域に分けられる |
| 3 | 手関節またはMP関節またはPIP関節の腫れが、1週間以上あること | |
| 4 | 対称性関節腫脹が、1週間以上あること | 関節炎による腫脹であり、骨過形成による関節腫大でないこと |
| 5 | リウマトイド因子が陽性 | 正常人コントロールで5%以下の陽性率を示す測定法を用いること |
| 6 | 手または足のX線変化、軟部組織紡錘状腫脹と骨萎縮、または骨びらん |
●早期リウマチ診断基準 日本リウマチ学会 1994年
| 6項目中,3項目以上を満たすとき,関節リウマチと診断される | |
| 1 | 3関節以上の圧痛または他動運動痛 |
| 2 | 2関節以上の腫脹 |
| 3 | 朝のこわばり |
| 4 | リウマトイド結節 |
| 5 | 赤沈20mm以上の高値またはCRP陽性 |
| 6 | リウマトイド因子陽性 |
■活動性を評価する指標
●DAS disease activity score
| 3.7より大きいときHigh disease activity(活動性が高い)、2.4未満でlow
disease activity(活動性が低い)、1.6未満でremission(寛解)
血沈を用いる式 DAS(ESR) = 0.54×√(1)+0.065×√(2)+0.33×LN(4)+0.0072×(3)
|
備考 | |
| 1 | Ritchie関節指数(RAI) | |
| 2 | 腫脹関節数(swollen44) | swollen joint count(0-44) |
| 3 | 患者による全般健康状態 | VAS general health patient (100mm中のmm) |
| 4 | 血沈(ESR) | mm/hr |
| 4' | CRP | mg/l |
●DAS28 disease activity score 28
| 5.1より大きいときHigh disease activity(活動性が高い)、3.2未満でlow
disease activity(活動性が低い)、2.6未満でremission(寛解)
血沈を用いる式 DAS(ESR) = 0.56×√(1)+0.28×√(2)+0.70×LN(4)+0.014×(3)
|
備考 | |
| 1 | 圧痛関節数(T28) | |
| 2 | 腫脹関節数(swollen28) | swollen joint count(0-28) |
| 3 | 患者による全般健康状態 | VAS general health patient (100mm中のmm) |
| 4 | 血沈(ESR) | mm/hr |
| 4' | CRP | mg/l |
●ACRコアセット
| 1と2が共に20%以上の改善がみられ、かつ3〜7の5項目のうち,いずれか3項目で20%以上の改善がみられる場合ACR20、同様に50%ならACR50、70%ならACR70。通常はACR20が満たされるときを改善と判定する。 | 備考 | |
| 1 | 疼痛(圧痛)関節数 | |
| 2 | 腫脹関節数 | |
| 3 | 患者による疼痛度の評価 | 3〜5は、analog scale(一番良くない結果0として、一番良い結果を10として横に直線を引き、評価がどこに位置するかをマークする方法)またはLikert scale(1つの質問に対し「1.全くそう思わない」「2.あまりそう思わない」「3.まぁまぁそう思う」「4.かなりそう思う」などの4つの選択肢にそれぞれ1点〜4点の得点を与え、各質問の回答の合計点で各個人の意識を測る方法)で評価 |
| 4 | 患者による疾患活動性の全般的評価 | |
| 5 | 医師による疾患活動性の全般的評価 | |
| 6 | 患者による運動機能の評価 | MHAQを使用する |
| 7 | 血沈、CRPの値 | |
| 8 | X線所見などの画像診断法レントゲン所見 |
●ランスバリー活動性指数
| 1〜4の実測値をランスバリー指数換算表より%に換算し、4項目の%を足した和で判定される。 過去には薬効の評価などによく使用されてきたが、最近はACRコアセットのほうがよく使用されている。 | 備考 | |
| 1 | 朝のこわばり(持続時間) | |
| 2 | 握力(mmHg) | |
| 3 | 関節点数 | 炎症のある関節数 |
| 4 | 血沈(Westergren法) | |
| 5 | 疲労(出現時間) | |
| 6 | アスピリン必要量(錠数/日) |
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